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歯と歯の隙間にできる「ブラックトライアングル」でお悩みですか?矯正治療でブラックトライアングルができて困っている方もいるでしょう。本記事では、ブラックトライアングルができる原因や解決法について解説しています。これから矯正治療を検討している方にも役立つ情報となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ブラックトライアングルとは?

ブラックトライアングルとは、歯と歯の間にできる、黒い三角形に見える隙間のことです。ただし、これはすきっ歯のことではなく、歯茎の根元に隙間が見られる状態を指します。主に前歯にできやすく、目立ちやすいこともあって、審美的な観点から気にする人が増えています。病気ではないので、見た目が気にならないのであれば、そのままで問題ありません。しかし、歯の隙間に食べ物が挟まりやすくなるため、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯周病を引き起こさないように注意してください。

ブラックトライアングルができる4つの原因とは?

ブラックトライアングルができる原因は4つあります。

  • 歯列矯正
  • 歯周病
  • 歯の形状
  • ブラッシング習慣

歯列矯正

意外に思うかもしれませんが、ブラックトライアングルは、歯並びの矯正中や後に現れることがあります。特に歯が重なり合ったり凸凹していたりすると、この問題が起こりやすいといわれています。10代の矯正ではほとんど見られませんが、大人にその傾向が強く、個人差があります。また、矯正をすると多少の隙間ができることは避けられないため、治療開始前にはブラックトライアングルが生じるリスクについて説明を受けるのが一般的です。

歯周病

歯周病では、歯と歯茎の間にできるポケットが深くなっていき、食べかすや細菌がたまりやすくなります。また、炎症によって歯茎が後退し、歯と歯茎の間に三角形の隙間ができることがあります。これがブラックトライアングルです。隙間に食べかすなどがたまりやすくなり、歯周病がどんどん進んでしまいます。

歯の形状

歯の形は遺伝の影響も受けています。歯の形が逆三角形に近いほど、歯の根元が開いて、ブラックトライアングルが生じやすくなります。また、もともとの歯槽骨や歯茎の厚さが薄い人も同様に生じる可能性が高いでしょう。

ブラッシング習慣

力強くブラッシングしたり、強い圧力でフロスを使用したり、一日に何度もフロスしたりすると、歯茎が出血したり炎症を引き起こしたりして組織が退縮し、歯茎が下がります。その結果、歯と歯茎の間に隙間が生じて、ブラックトライアングルが発生することがあります。

ブラックトライアングルを治療したい、対処法とは?

ブラックトライアングルは自然に治ることはなく、今のところ根本的に治す方法はありません。しかし、以下の方法によって隙間を目立たないようにすることが可能です。改善が見込まれる対処法は、6つあります。

  • IPR(ストリッピング)
  • ダイレクトボンディング
  • ヒアルロン酸
  • 歯茎の移植
  • つめ物・かぶせ物
  • ラミネートべニア

IPR(ストリッピング)

IPRは矯正治療の一環として行われる一般的な治療法です。別名「ディスキング」や「ストリッピング」とも呼ばれています。IPRは歯と歯の間を1本あたり0.1mmから0.5mm程度だけわずかに削って、調整していきます。歯の形状が原因でブラックトライアングルがある場合、歯と歯の間隔を調整することで改善することが可能です。

ダイレクトボンディング

ブラックトライアングルを埋めるため、歯科用樹脂(コンポジットレジン)を塗り重ねて、形を整える方法です。注意点としては歯の形が不規則に見えたり、経年劣化で変色や割れたりする可能性があることです。この治療は技術的に難易度が高いので、経験豊富な歯科医に相談することをおすすめします。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸を歯茎に注入して、ブラックトライアングルを改善します。顔やほうれい線などにも使用されているのはご存じかもしれませんが、ブラックトライアングルの改善にも応用しています。効果は半年ほど持続しますが、継続的な治療が必要です。

歯茎の移植

歯茎移植手術では、主に口蓋部(上あごの裏側に位置する部分)から組織を採取し、ブラックトライアングルの部分に移植します。手術は局所麻酔や全身麻酔を使用して行われ、移植後は縫合されます。この外科手術は高度な専門技術が必要とされるため、専門的な歯科医院や大学病院でのみ対応可能です。

つめ物・かぶせ物

虫歯などの治療では、つめ物やかぶせ物をつくる段階で調整することで、ブラックトライアングルの改善が見込めることもあります。ただし、かぶせ物についてはブラックトライアングルの大きさによって難しいこともあります。

ラミネートべニア

ラミネートベニアは、審美治療の一つで、ネイルのつけ爪のようなイメージです。歯の表面のエナメル質を約0.5mmほど削り、セラミック製の薄い素材を歯に貼り付ける治療法です。健康な歯を削らなければなりませんが、短時間で治療ができ、持続時間が長いことが特徴です。

矯正治療のブラックトライアングルでよくある質問

矯正治療のブラックトライアングルについて、よくある質問を紹介します。

  • 歯科矯正には興味あるのですが、ブラックトライアングルができる可能性に不安を感じます。
  • 矯正によるブラックトライアングルで歯を削ることに問題ありませんか?

歯科矯正には興味あるのですが、ブラックトライアングルができる可能性に不安を感じます。

ブラックトライアングルは、矯正治療を受けると必ず生じるわけではありませんが、歯の並びや歯茎の状態に応じて、ある程度の割合で起こることが予想されます。治療前のシミュレーションでは、これらのリスクを一定程度、予測できるので、事前にきちんと説明を受けることが一般的です。矯正医による適切な診断が大切なので、経験豊富な専門医に相談してください。

矯正によるブラックトライアングルで歯を削ることに問題ありませんか?

健康な歯を削ることにはデメリットがあります。しかし、虫歯で治療するときの削り方とは異なり、痛みはほとんどありません。削る量も調整する程度とわずかなので、規定範囲内で削れば健康への影響はないとされています。ですが、過度な削り過ぎは知覚過敏や、すきっ歯になるリスクを伴いますので、矯正治療の経験豊富な歯科医師に相談しましょう。

ブラックトライアングルで後悔しないために、矯正前に丁寧なカウンセリングを受けましょう

矯正治療では、ある程度の隙間が生じることは避けられないとされています。特に歯並びがガタガタしていたり凸凹していると、ブラックトライアングルが発生しやすいと言われています。ただし、問題の程度によっては目立たないように改善できる可能性もあるでしょう。これから矯正治療を検討している方は、治療前の診断やシミュレーションによって、ブラックトライアングルが生じるリスクを予測することができますので、矯正専門医に相談することをおすすめします。

YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAでは、患者様の不安を取り除くため、専門医が丁寧にカウンセリングを行います。インビザラインやワイヤーなどの歯科矯正はもちろん、歯茎移植手術にも対応しています。ブラックトライアングルにお困りの方も、ぜひご相談ください。

日本人は、歯並びや噛み合わせが悪くなりやすいと言われています。

「歯並びがガタガタなのが気になる」「前歯が突き出ているのを改善したい」など、歯並びについてお悩みを抱えている方は少なくありません。

一方で、近年はマウスピース矯正の普及によって歯列矯正がとても身近なものになったと感じている方も多いでしょう。

しかし、患者様の中には「歯列矯正ができないと言われた」という方もいらっしゃいます。

歯列矯正ができないとは、一体どのような状況なのでしょう?

今回は「歯列矯正ができない人とは?」「歯列矯正ができないと言われた場合について」に注目していきましょう。

歯列矯正とはどんな歯科治療かご存じですか?

初めに、歯列矯正について解説したいと思います。

歯列矯正とは、専用の矯正器具を用いて歯並びの乱れを改善する歯科治療を指します。

基本的には自費診療での治療となり、他の治療と比べると期間も長くかかるため、敷居の高い治療だと思われる方も多いかもしれません。

「大変そう」と思われることも多い歯列矯正ですが、歯並びや噛み合わせで悩んでいる方にとっては大きなメリットのある治療でもあります。

歯並びの見た目だけではなく、噛み合わせも改善します

お口全体の噛み合わせが悪いと、うまく発音ができなかったり、肩こりや頭痛、顎関節症などお口以外の問題が起こったりと、さまざまな部分で支障を来します。

歯列矯正で歯並びを整えることは、お口全体の噛み合わせを改善することにもつながるため、こうしたお悩みを抱えている方にとっても大きなメリットがあると言えるでしょう。

もちろん、歯並びの見た目が気になっている方やご自身のお口にコンプレックスを感じている方にとっても、魅力的な治療です。

お口の清掃性を高め、将来的なお口の健康を維持します

歯と歯が重なっていたり、正しく並んでいなかったりする状態は、口腔ケアが行き届かないというリスクがあります。

具体的には、ブラッシングをしても汚れを落としきれない、フロスや歯間ブラシがうまく使えないなど、普段のケアがしづらく汚れが溜まりやすい状態になりがちです。

歯列矯正を行うことで歯並びが正しく整い、毎日のケアもしやすくなるでしょう。

将来的なお口の健康という観点から見ても、大きなメリットがあります。

「歯列矯正ができない」と言われる理由は?

多くのメリットがある歯列矯正ですが、人によっては治療が難しいと診断されることがあります。

「歯科医院で矯正の相談をしたら治療は難しいと言われてしまった」

「先に他の治療が必要だと言われた」というケースについて見ていきましょう。

歯の骨と顎の骨が癒着している場合

歯と歯の間には歯根膜という部分がありますが、この部分で炎症が起きることで顎の骨と歯が癒着してしまうことがあります。

歯根膜の炎症や損傷が起こる理由としては、外傷によるものや遺伝的要素などが挙げられます。

重度の癒着が起こっている場合、歯列矯正では歯を動かすことができないため、治療が難しいと言われてしまうこともあるかもしれません。

こうしたケースでは、歯の癒着を剥がすための治療を行った上で歯列矯正を実施する必要があるでしょう。

重度の歯周病や虫歯がある場合

歯列矯正では、歯に専用の矯正装置を装着します。

そのため、重度の虫歯が見られるケースでは健康な状態での歯列矯正ができなくなるため、事前に虫歯治療を行うよう指導を受けることがあるでしょう。

また、歯周病が進行していると歯を支える歯槽骨が溶けて無くなっていることもあるため、矯正治療は難しいかもしれません。

虫歯や歯周病が見られる場合には、歯列矯正を行う前に必要な治療をして、健康な状態に整えていくようにしましょう。

ご自身の歯が極端に少ない場合

インプラントや入れ歯など、天然の歯以外に対しては歯列矯正を行うことはできません。

そのため、すでに多くの歯が入れ歯や義歯になっている場合は、他の治療方法を模索する必要があるでしょう。

ある程度の矯正治療であれば部分矯正などを用いて対応できる可能性もありますが、矯正治療後にインプラントの調整をしたり入れ歯を作り直したりする必要があるかもしれません。

骨格起因の不正咬合が見られる場合

不正咬合の原因が骨格にある場合、歯列矯正だけでお口の状態を改善することは難しいとされています。

骨格の遺伝に起因した出っ歯や受け口は、外科処置も含めた治療を検討していきましょう。

また、骨格起因の不正咬合は、成人矯正よりも小児矯正の方が効果的だと言われています。

お子様の受け口や出っ歯が気になるという場合は、早い段階で治療を検討することをおすすめします。

歯並びによってはマウスピース矯正が難しいことがあります

マウスピース矯正を用いて歯並びを改善したいと考えている方は多いかと思います。

マウスピース矯正は、装置が目立たないことやご自身で取り外しできることなどから、多くの方が注目している歯科治療の方法です。

一方で、重度叢生や上顎前突(出っ歯)、骨格起因の下顎前突(受け口)などの不正咬合は、マウスピース矯正での治療が難しいこともあります。

そのほかにも、上下の歯の隙間が大きく開いている開咬など、噛み合わせや歯並びを大きく移動させる必要があるケースは、マウスピース矯正だけでの治療が適していないと言われています。

マウスピース矯正が難しい場合の選択肢

マウスピースでの歯列矯正ができないからといって、歯並びを諦める必要はありません。

「歯並びを綺麗に整えたい!」という場合には、ワイヤー矯正の表側矯正、裏側矯正といった選択肢を検討してみましょう。

ワイヤー矯正は従来からある歯列矯正の方法で、最近は色味の目立たないブラケットや透明なワイヤーを用いた治療も注目されています。

また、裏側矯正はリンガル矯正、舌側矯正とも言われ、歯の裏側に装置を装着する方法です。

マウスピース矯正ができないイコール歯列矯正ができないということではありませんので、さまざまな選択肢の中から他の方法を探してみるのもいいかも知れません。

叢生、受け口、出っ歯など、不正咬合の種類に合わせた治療

歯並びの乱れや噛み合わせに悪影響を及ぼす不正咬合には、さまざまな種類があります。

歯がガタガタになっている叢生、下顎が突き出ている受け口、上の前歯が突き出ている出っ歯など、歯のお悩みは人それぞれ違います。

患者様の中には、複雑な不正咬合や骨格・お口の健康状態から「歯列矯正は難しい」「治療ができない」と言われてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

治療ができないと言われて諦めてしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった場合には、一度セカンドオピニオンなどを通じて色々な治療の選択肢を知っていただくことをおすすめします。

必要に応じて虫歯治療や歯周病治療、骨の状態を改善する治療などを経て、お口にあった方法で歯列矯正ができる可能性を探していきましょう。

まとめ

歯列矯正には大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

歯並びの状態やお口の健康状態によっては、歯列矯正ができない・マウスピース矯正では改善が難しいといった診断を受けてしまうこともあるでしょう。

まずはご自身の歯並びがどのような不正咬合の種類であるかを知っていただき、その上で虫歯治療や歯周病の改善など、必要な取り組みを行っていきましょう。

マウスピース矯正での治療が難しい症例でも、ワイヤー矯正を用いることで歯並びを美しく整えることができるかもしれません。

歯科治療の選択肢は、決して一つだけではありません。

ご自身のお口に合わせて必要な治療方法を考え、より美しく健康な状態を目指しましょう。

「歯の黄ばみが気になる」「治療をするなら白い素材がいい」「歯を白く見せたい!」という願望は、多くの方が持っているのではないでしょうか。白く輝く歯は、それだけで健康的で明るい印象を与えます。
今回は、そんな「白い歯」を実現するための方法やそのメリットについてご紹介していきます。

白い歯を実現するための治療方法とは?

歯を白く見せたいという方におすすめの治療は、いくつかあります。

一つ目は、白い素材を用いて治療を行うこと、二つ目はご自身の歯の色味を落として白く見せる治療を行うこと、そして三つ目は白い状態を維持しやすい治療を選択するということです。

下記では、白い歯を実現するための治療3点についてご紹介していきます。

ホワイトニング

ご自身の歯を白くしたいという方へは、ホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニングにはいくつかの方法がありますが、いずれも専用の薬剤を歯に塗布して歯の漂白を行うというものです。

ホワイトニングは天然の歯に適用される美容診療となるため、詰め物や被せ物、インプラント治療を行っている箇所は白くなりません。

また、患者様の本来の歯の色味によって白くできる度合いは異なります。

「芸能人のような真っ白な状態にしたい」という場合には、他の治療を併用したり、定期的にホワイトニング施術を受けたりする必要があるでしょう。

インプラント

インプラント治療は、欠損箇所を補うための治療です。

基本的にインプラントで用いられる上部構造はセラミックやジルコニアといった素材を用いることが一般的です。

保険診療の入れ歯やブリッジよりも白い状態を維持しやすく、また、治療跡が目立ちにくいため、審美性にこだわりたい患者様におすすめです。

インプラントは白く自然な見た目はもちろん、噛む機能を改善するという面でも大きなメリットを持った治療です。

セラミック治療

虫歯や破折を治療する際の詰め物・被せ物は、保険診療の場合は銀歯やプラスチックを使用しますが、セラミックの素材を用いることでより白く美しい状態を実現することができます。

セラミックの素材には、金属を一切使用しないオールセラミック、奥歯の治療にも適した強度のあるジルコニア、セラミックとプラスチックを混ぜたハイブリッドセラミックなど、さまざまな種類があります。

銀歯のように悪目立ちせず、プラスチックのように経年劣化による変色のリスクも少ないことが魅力です。

ホワイトニングの種類や効果、費用を解説!

「歯を白くしたい」と考える方が初めに検討されるのがホワイトニングではないでしょうか。

ホワイトニングは歯を削ったり抜いたりすることなく、ご自身の歯を白く整えることができます。

下記では、そんなホワイトニングについて、種類や効果、費用について紹介していきますので、ホワイトニングを受けたいという方はぜひ参考にされてみてください。

自宅でできるホワイトニング「ホームホワイトニング」とは

ホームホワイトニングは、患者様ご自身で施術を行っていただく方法です。

専用のジェルとマウスピースを用いて、ご自宅でホワイトニングに取り組むことができます。

歯科医院に通う手間がなく、好きなタイミングで施術を行えるため、忙しい方にも人気の方法です。

効果が出るまでには個人差がありますが、大体2週間前後で白さを実感できる方が多いとされています。

ホームホワイトニングは、歯の内部から漂白していくため、白さを維持しやすいというメリットがあります。

また、オフィスホワイトニングよりも刺激の少ない薬剤を使用するため、知覚過敏のある方でも無理なく施術を続けられる点も魅力です。

短期間で歯を白くする「オフィスホワイトニング」とは

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。

歯科医院専用の薬剤を歯に塗布して、特殊な光を照射することで短期間で歯を白くすることができます。

多くの場合は1.2回で白さを実感できるでしょう。

ホームホワイトニングより持続性がないため、白さを維持するためにホームホワイトニングと併用するデュアルホワイトニングを選択する方も多くいらっしゃいます。

患者様によっては知覚過敏のような症状が出ることもあるため、注意が必要です。

ホワイトニングは保険適用?ホワイトニングの費用について

ホワイトニングは虫歯治療や歯周病治療と違い、美容診療に分類されます。

いわゆる「自費診療」となるため、費用は歯科医院によって異なります。

また、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング、それらを併用するデュアルホワイトニングでも費用が異なるため、事前に歯科医院で費用の確認をしておくようにしましょう。

審美性の高い状態を目指すならインプラントもおすすめ

ホワイトニングが「天然の歯を白く整える」ための治療である一方、歯を失ってしまった部分を白い素材で補うための治療の一つがインプラントです。

インプラントは入れ歯のように金具を使ったり銀歯のブリッジを使用したりしないため、自然な見た目を再現することができます。

しっかり噛みたいという理由からインプラントを選択する方も多くいらっしゃいますが、見た目にこだわりたいという方にとってもインプラント治療はメリットのある選択肢だと言えるでしょう。

インプラント治療のメリット

インプラント治療は、失った歯を補う治療の中でも天然の歯に近い噛み心地が得られるというメリットがあることをご存じの方は多いでしょう。

そんなインプラントには、審美的な面でも大きなメリットがあります。

インプラント治療は、見た目も天然の歯に近く、色味の調整もしやすいため、治療後に患部が目立ってしまうリスクが少なくなります。

「ホワイトニング後の色味に合わせたインプラント治療がしたい」という場合には、上部構造の部分をワントーン白い状態で作製することもできます。

なるべく白い歯を維持したい、着色による再治療を防ぎたい、見た目が自然な状態に仕上げたいという方へは、インプラント治療をおすすめします。

ホワイトニング+インプラント治療は可能?

ホワイトニングの特徴として、ご自身の天然の歯以外には効果が現れないという点があります。また、白さの色味の調整をすることは難しく、実際に施術を受けてみないとどこまで白くできるかは分からないこともあるでしょう。

そのため、白い詰め物や被せ物、インプラント治療を行う際には、ホワイトニング後の色味に合わせて処置を行う必要があります。

ホワイトニングとインプラント両方の治療を検討されている場合は、事前にホワイトニングを受けたいことを歯科医師に伝え、色味に違和感のないインプラント治療を行うようにしましょう。

セラミックの詰め物や被せ物も審美性◎!

ホワイトニング後に色味のムラが気になるという場合には、詰め物や被せ物を用いた治療もおすすめです。

ホワイトニングの色に合わせてインプラントを作り替えることは難しいですが、部分的な詰め物や被せ物であれば、ホワイトニング後の白さに合わせたトーンで再度治療を行うことができます。

また、セラミックの詰め物や被せ物は汚れの蓄積や着色が少ないため、白い状態を維持しやすいというメリットもあります。

再度ホワイトニングを行う場合も、セラミックのトーンに合わせて調整がしやすくなるでしょう。

まとめ

ホワイトニングやインプラント、セラミック治療など、審美性を追求した治療にはそれぞれ大きなメリットがありますが、その全てに共通するのは「白い歯を実現し、維持していく」ということです。

白い歯は、見た人に清潔感のある印象を与えます。

また、患者様ご自身も「綺麗な状態を維持したい」という思いから、積極的にメンテナンスやクリーニングに通われるため、口腔内のトラブルが起きにくいというメリットもあります。

歯の黄ばみは、女性だと2.7歳、男性だと3.1歳ほど老けて見えるとも言われています。

歯の見た目が周囲に与える印象は、それほどまでに大きいのです。

充実した日々を過ごすためにも、自信を持って笑顔になれるためにも、歯を健康に維持するためにも、白い歯を守っていくことは大切な取り組みと言えるでしょう。

インビザラインで効果的に矯正するには、毎日22時間以上の装着が必要です。しかし、飲み会や外食、旅行や結婚式などのイベントがある場合、どうしたら良いか悩むこともあるでしょう。この記事では、マウスピースを一時的に外すことが可能か、それが治療にどのような影響を及ぼすか、また装着時間を守れないときに取るべき行動などについて解説します。装着時間に悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインを半日外しても大丈夫?

結論から言うと、半日から一日程度であれば特に問題ありません。マウスピースは、一日に22時間以上の装着が推奨されています。一時的に外すことは構いませんが、長時間であると治療の進行に影響する可能性があります。

インビザラインの装着時間はなぜ22時間も必要なの?

装着時間を守るべき理由は以下の2つです。

  • 矯正力をかけ続けるため
  • 後戻りを防ぐため

矯正力をかけ続けるため

インビザラインはマウスピースで歯の位置を移動させます。22時間の装着時間を守ることで、歯列移動の持続性を確保します。そのため、外してしまうと歯の移動が止まって、治療効果が低下してしまいます。

後戻りを防ぐため

矯正力がかからないと、歯が元の位置に戻ろうと後戻りします。特に矯正中の歯はまだ不安定であるため、装着時間を守って、後戻りさせないことが大切です。

インビザラインを1日以上外すことでどんな問題が起こる?

インビザラインを1日以上外すと起こり得る問題は以下のとおりです。

  • 治療期間が延びる
  • マウスピースが合わなくなる

治療期間が延びる

インビザラインを長時間外したり、つけ忘れたりすることが続くと、治療計画が大幅に遅れる可能性があります。インビザラインはマウスピース1枚で歯を0.25mmずつ移動させ、1週間ごとに新しいものに変えることで徐々に歯を動かします。そのため、長時間装着しないと歯が元の位置に戻りはじめ、結果的に治療期間が延びてしまいます。

マウスピースが合わなくなる

歯が元の位置に戻り始めると、再びマウスピースを装着しても痛みや違和感を感じるだけでなく、フィットしなくなることがあります。さらに、再度作り直す必要が出てくるかもしれません。

インビザラインを1日以上外したい、装着時間が不足するときの対処法

半日〜一日程度であれば問題ないとされていますが、装着時間を守れない場合に取るべき行動は以下のとおりです。

  • 事前に相談する
  • マウスピースの交換時期を延ばす

事前に相談する

イベントなどでマウスピースを外す日が続く場合、事前に矯正医に相談しましょう。装着時間が不足すると、治療計画との間にずれが生じ、歯並びが予想通りにならなくなる可能性があります。

マウスピースの交換時期を延ばす

装着時間が不足している日がある場合は、マウスピースの交換タイミングを遅らせることで問題を解決できるかもしれません。本来の交換予定日を延期し、長めにマウスピースをつけることで、不足した装着時間を補うことも可能です。ただし、自己判断で交換期間を延長するのは避け、必ず担当医に相談してください。

インビザラインの装着時間を守るコツは?

装着を忘れないように気をつけていても、つけ忘れてしまうことは誰にでもあるでしょう。装置時間を守るコツは以下のとおりです。

  • 食事の直前に外す
  • 食事時間や回数を増やさない
  • 歯磨きセットを持ち歩く
  • リマインダーやアラームを活用
  • マウスピースを予備で持つ
  • 薬を服用する

食事の直前に外す

装着時間を最大限に確保するために、食事の直前にマウスピースを外す習慣を身につけましょう。外食のときでも食事をする直前に外し、取り外したあとは専用ケースに保管してください。

食事時間や回数を増やさない

食事が長引いたり回数が増えたりすると、マウスピースを外す時間や機会が増えます。つけ忘れや歯磨きをサボる可能性も高くなるので、食事の時間にメリハリを付けてください。

歯磨きセットを持ち歩く

食後は歯を磨いてからマウスピースを装着します。歯磨きができないときは、うがいしたり水を飲んだりしたあとに装着しましょう。口内衛生も大事ですが、装着時間の確保を優先してください。

リマインダーやアラームを活用

食後や歯磨きの後につけ忘れる傾向がありませんか?スマートフォンにリマインダーやアラームを設定して、つけ忘れを防ぎましょう。これにより、つけ忘れのリスクを減らします。

マウスピースを予備で持つ

長時間外出するときは、予備のマウスピースを持ち歩きましょう。そうすれば破損・紛失しても、装着時間が不足するリスクを最小限に抑えられます。

薬を服用する

インビザラインによる痛みの感じ方は個人差があります。22時間の装着が難しい場合は、矯正医に相談してから痛み止めを服用しましょう。

インビザラインを半日外すことに関するよくある質問

インビザラインを半日外すことについて、よくある質問を3つご紹介します。

  • 外食する際、いつインビザラインを外せばいいですか?
  • インビザライン矯正中、食べ歩きはOKですか?
  • インビザラインを外さずに食事しても大丈夫ですか?お菓子くらいなら問題ありませんか?

外食する際、いつインビザラインを外せばいいですか?

取り外すタイミングは人によって異なります。食事を注文した後、または同行者に注文を頼んだ後にトイレで外す人もいれば、場所や相手に応じてその場で外す人も。上司や先輩との飲み会では、乾杯の1杯だけをつけたままにしておき、その後でこっそり外すという人もいます。

インビザライン矯正中、食べ歩きはOKですか?

食べ歩きはマウスピースの着脱が頻繁になるため、おすすめしません。もし食べ歩きするのであれば短時間で行い、他人の目が気になる場合はハンカチで口を覆って取りはずし、専用ケースに保管しましょう。食後の歯磨きが難しい場合、お水を飲むだけでも良いので、装着時間をなるべく確保してください。

インビザラインを外さずに食事しても大丈夫ですか?お菓子くらいなら問題ありませんか?

マウスピースをつけたまま食事をすると、食べ物や飲み物が残り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また飲食物によっては色移りしたり、破損することもあります。そのため、食事や飲み物をとる際には外してください。

まとめ

インビザラインの装着時間は1日に22時間とされていますが、半日から1日程度外すのであれば問題ありません。ただし、連続して外すイベントがつづくと後戻りを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。装着時間を守れない日がつづく場合は、事前に担当医に相談してください。ライフスタイルによっては、ワイヤー矯正を検討する方がいいこともあります。

YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDAでは、患者様の不安を解消するために専門医が丁寧にカウンセリングを行います。マウスピース矯正やワイヤー矯正についてのご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。

「食事をしたらすぐに歯磨きをしましょう!」と言われたことがある方も少なくないのではないでしょうか?

今回は食事の歯磨きのタイミングに深く関係している「緩衝能」についてご紹介します。

食後、いつ歯を磨けばいいの?

緩衝能って何?

緩衝能って何?

緩衝能とは、唾液がもつ、お口の環境改善能力(酸性の状況を中性に引き戻す力)の強さのことです。

食事をしたり、水を飲んだりするなど口腔内のpHに変化が起きたとき、唾液が正常な範囲に口腔内を保とうとその変化に抵抗するはたらきがあります。口腔内のpHは安静時に6.7〜7.6と中性(pH7)に近い数値を示しますが、飲食物摂取や口腔内にいる酸生産性をもつ細菌が酸を産出するなどして変化することがあります。

これに対して唾液は緩衝液として作用して、口腔内環境を守る働きがあります。

ヒトの唾液の緩衝能のうち85〜95%が重炭酸塩システムによるものです。唾液中の重炭酸イオン濃度が増すと唾液のpHも上昇するが、その重炭酸イオン濃度は唾液分泌量に強く依存するため、唾液分泌量が多いと緩衝能が高く、少ないと緩衝能が低くなります。

食事の歯磨きのタイミング

食事をして、酸性に傾いた口腔内は、唾液の緩衝能の力で中性に戻ります。緩衝能は元々個人の持っている力で、人によって働きが強い人、弱い人がいます。この働きによって歯を磨くベストタイミングは、患者様それぞれ違うのです。

  • 働きが強い人

緩衝能の働きが強い人は、30分前後に歯を磨くことをおすすめします。緩衝能の力で中性に戻るのが早いため、歯が溶けるのも遅くなります。そのため食事の後すぐに歯を磨く必要はありません。

  • 働きが弱い人

緩衝能の働きが弱い人は、食事の後すぐに歯を磨くことをおすすめします。食事の後、中性に戻るのが遅いため、酸性の状態が続くことになります。歯は酸性によって溶けるため、酸性の状態が続くことは良いことではありません。歯を磨くことで中性にリセットすることができます。

まとめ

唾液検査で調べることができます

唾液に含まれる成分や虫歯菌の数、唾液がどれくらい出やすいかなどを調べることで虫歯のリスクを判定できる検査があります。8つのむし歯リスク・むし歯の原因を調べ、その項目の中にある唾液緩衝能の強さを調べることができます。ご自身の口腔内の状況を数値でみることができるため、患者様に合った具体的な治療法やアドバイスを行うことができます。

お気軽にスタッフにご相談ください。

歯ブラシの交換時期

歯ブラシは毎日使用すると思いますが、いつ交換していますか?歯ブラシの交換のタイミングは適切ですか?歯ブラシの交換頻度は1カ月に1本と言われています。

株式会社ライオンの調査によると、「主に使用するハブラシ」の平均使用期間は、約2か月でした。また、女性より男性の方が使用期間が長い傾向にあるそうです。日にちを決めるなどして、1ヶ月に1度交換するようにしましょう!

同じ歯ブラシを使い続けると…

  1. 菌が増える
    乾燥させたとしてもブラシの毛束の根元には菌が繁殖してきます。不衛生な歯ブラシで磨くと口の中の細菌を増やす原因となり、虫歯や歯周病になりやすくなります。
  2. 汚れが落としきれない
    毛先が広がり古くなると歯の間に入り込んだ食べカス、歯垢などの汚れが落とせなくなります。また歯茎や歯を傷つけてしまうこともあります。

衛生士がおすすめの歯ブラシを教えます!

■健康な歯茎の方・軽度の歯肉炎の方

ルシェロ歯ブラシ
B-20M ピセラ

小さなヘッドは口腔内で動かしやすく奥まで当てやすい形状です。歯の表面の歯垢(歯に付着した細菌が繁殖したかたまり)除去が得意なブラシです。

■歯周炎・安定期治療の方・メンテナンス受診患者様

ルシェロ歯ブラシ
P-20M ピセラ

毛先がテーパー状になっており歯と歯ぐきの境目、歯周ポケットの歯垢除去が得意な歯ブラシです。

■細かな動きが苦手な方・ブラッシング圧が強い方

クラプロックス5460

スイス生まれの歯ブラシで、独自開発のクーレン繊維(ポリエステル)はコシがあるのにしなやかで歯茎を磨いても傷つきません。歯ブラシの中でも唯一歯茎を磨いて良いと指導できる歯ブラシです。ヘッドが大きいので、不器用な方でも歯に当てやすいことも大きな特徴です。

■めんどくさがり屋さんに!・磨き残しが気になる方

ソニッケアー プロテクトクリーン
プロフェッショナル

高速振動で歯垢をたたき落とす優れもので、手磨きの約20倍歯垢を除去できるといわれています。当てるだけで簡単に歯垢除去できますが、どこに当てるかが重要です。そのため使っているだけで出来ている気にならないよう適切な指導が必要です。

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