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コラム

column

2024.02.13

虫歯予防について

虫歯とは

著作者:benzoix/出典:Freepik

虫歯とは、一言で言うと酸によって、歯が溶かされる病気のことです。むし歯の原因には「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の3つの要素があります。この3つの要素が重なった時、時間の経過とともにむし歯が発生します。

放置すると危険な理由

虫歯を放置すると5つの症状が出てしまいます。

  1. 激しい痛みが出ることがある
  2. 口臭が出る場合がある
  3. 神経が壊死して顎の骨に膿が溜まる
  4. 炎症や病気を引き起こす場合もある
  5. 歯を抜かなければならない場合もある

死に至る可能性も…

恐ろしいことに、これらが原因で死に至る可能性もあります。虫歯を放置したり、虫歯が原因で、大きな病気にかかってしまうことに繋がるリスクが高まります。

虫歯を放置することで、虫歯菌が増殖し、それらが血管の中に入り込むと、血流に乗って全身へと広がっていきます。この時、発症リスクが上昇するのが心筋梗塞や脳梗塞といった血管の病気です。繁殖した大量の細菌が血流に乗ると、血管内で血栓を作る原因になったり、炎症反応によって血管壁を硬くしたりすることがあります。その結果、生じるのが心筋梗塞や脳梗塞、それから動脈硬化などの病気です。これらは命に関わる大病といえますので、何よりも注意する必要があります。

虫歯予防

口腔内の環境をよくすることで、大きな病気にかかるリスクを小さくすることが期待できます。

  • 歯磨き
    歯磨きの時間は5分くらいが目安です。磨く順番も決めると、磨き残しが無くなります。2本ずつごとに10から20回ぐらい歯ブラシの毛先を当てて磨きます。詳しい歯磨きの仕方を衛生士や先生が説明します。またあなたに合った歯ブラシも紹介させていただきます。
  • 定期検診を受ける
    個人差はありますが通っていただく目安は3ヶ月に1回です。2カ月ほどで歯石がたまってくると言われています。定期的にお口の中を診てもらうことによって虫歯などの早期発見ができるため、歯を削らずに済むことや、大きな処置をする必要がなくなります。その結果、定期健診に通っている方と、歯が痛くなったりするたびに治療される方とでは、80歳までにかかる合計の治療費が約300万円も差が出ることもあります。
  • 唾液検査
    虫歯予防で大切な唾液を当院で検査することができます。この検査では8つのリスクを調べて患者様それぞれに合わせて予防法の提案をしています。患者さんー人ひとり異なるカリエスリスク(むし歯のなりやすさ)を評価する検査です。また、患者さんにカリオロジー(むし歯の原因・進行・予防方法)をわかりやすく伝えるためのツールとしても活用できます。唾液検査(サリバテスト)を実施した後は、細菌をみなさんに見てもらい、患者様の口腔内の状況や、今後の対策をわかりやすくお伝えします。気になった方はお気軽にスタッフにお問い合わせください。

最後に

虫歯を放置することが原因で、命に関わる病気にまで発展することがあります。違和感を感じたら、なるべく早めに受診しましょう。口腔内から全身の健康を守っていきましょう。

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