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コラム

column

2024.01.11

メンテナンスの新常識!

皆様は「寿命」と「健康寿命」の差が約10年あることをご存知でしょうか?
健康寿命とは、簡単にいえば「健康に過ごす期間」のことです。口腔内が健康であると、この10年を短縮できることがわかっています。例えば咀嚼能力は、認知症の発症リスクの低下や糖尿病のリスクの低下が期待されます。 「寿命」と「健康寿命」の差をなくし、ピンピンコロリの世界をつくるための予防において重要なメンテナンスについてお話します。

メンテナンスってそもそも何なの?

A.健康な口腔内の状態を維持するために行う定期的な治療のことです

メンテナンスとは、歯周病治療を終えた健康な口腔内の状態を維持するために行う、定期的な治療をメンテナンスと言います。治療を終えた状態というのは右ページの3つの要素を指しています。例えば、歯周病の症状がありながらメンテナンスを受けていても、根本的に口腔内が良くなっているとは限りません。そのため3つの要素を満たしていることがメンテナンスを受ける基準となります。

■メンテナンスと定期検診は何が違うの?

定期検診とメンテナンスは目的が違います。歯に症状が出る前に、病気や不具合がないか、虫歯や歯周病がないかの検査をすることです。

■メンテナンスに行っていれば歯はずっと健康なの?

メンテナンスに来ていれば、良い状態を保てるわけではありません!綺麗な状態を日々保つために、セルフケアを毎日しっかり行っていただくことが大切です。そのうえで落としきれなかった歯垢の除去やクリーニングを行うことで汚いところをあぶりだすことができます。

メンテナンスの基準

1.歯周ポケットが3mm以下

歯茎の状態が良くなっているか、歯石などの取り残しがないかを調べます。その数値として歯周ポケットが3mm以下をキープできているかどうかを確認します。

2.口腔内の出血がない

歯と歯ぐきの境目にある「歯周ポケット」の深さを測定する際に出血がないかを確認します。出血があることは歯周病の症状の1つです。

3.磨き残しが10%以下

染色液を塗り歯垢が残っている場所を明らかにします。この磨き残しの数値が10%以下であるかを確認します。10%台にするにはデンタルフロスや歯間ブラシを使用しなければ難しいと言われています。

全身の健康を手に入れるために

1.メンテナンスの基準の到達

まずはメンテナンスの基準を理解し、歯周病の治療を終えることから始めましょう!

2.口腔内の綺麗な状態を維持

治療した部分の良い状態を保つために、定期的なメンテナンスで確認しましょう。

3.セルフケアも重要

できているところ、できていなかったところをお伝えします。悪い部分を作らないためにも、セルフケアのプロを目指しましょう✨

4.口腔内から全身の健康へ

全身の健康へと繋がっていくことで、寿命と健康寿命の差を縮めることができます。

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