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コラム

column

2023.01.16

マスクとの付き合い方

マスクとの付き合い方

新年に入り、いまだに継続中のコロナやインフルエンザ感染の拡大と何かと感染対策が叫ばれる季節です。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
寒い季節になると暖房で暖まった空気を逃したくないので密室度が高まり、空気は循環しにくくなりがち。人が集まる場所ではマスク着用は感染予防の一つに効果的とされています。
そんなマスク着用生活もすっかり慣れられたとは思いますが、相変わらずマスクによって起こっているトラブルも多く耳にします。そんなトラブルと改善案について本日はお話しさせていただきます。

マスク生活で増えたこと

マスク生活で増えたこと

噛み締め口呼吸、リモートワークで唾液量の減少口腔内環境の悪化たるみ…など気づかないうちに多くのストレスがかかってしまっています。今回は「噛み締め」ついて詳しく紹介します。

噛み締め

噛み締めにはいろいろな種類があります。一般的な症状だと、1箇所で噛み締めしてしまう「食いしばり」や就寝時に無意識に上下の歯を左右にこすり合わせる「歯ぎしり」等。症状は人によって様々です。

噛み締めの原因

マスクを着用することによって起きる噛み締めの原因はマスクのゴム紐が耳を圧迫し身体にストレスを与えていると言われています。そしてそれらのストレスを感じ、無意識に上下の歯を接触させます。人間の体は歯を接触することで思考や運動能力をあげ、ストレスに耐えようとしています。

この接触が噛み締めの状態と言えます。基本的に、唇は閉じているけれど、上下の歯は1mmくらい離れていて噛み合っていないのが、正しい状態です。しかしゴム紐と接触している耳の様々な筋肉に負担がかかり無意識のうちに歯を食いしばってしまいます。

噛み締めによって起こること

噛み締めによって起こること

知覚過敏や顎の疲れ、肩こり、頭痛などの疲労感につながります。また自律神経失調症やうつ病傾向にある人はこの噛み締めを放置していると持病が悪化してしまいます。

噛み締めの改善方法は?

イメージトレーニング

まずは、イメージトレーニングをすることから始めましょう!外出先や仕事場でよく目にする位置に「噛まない!」などふせんを貼っておくことをオススメします。そして上下の歯がなるべく接触しないように意識してみてください。マスクをしていない時でも顎や首・肩に負担をかけない事が噛み締めの改善に繋がります。

デスクワークの際の姿勢

デスクワークの際の姿勢も注意してみましょう。マスク着用だけでもストレスを感じているに加え、姿勢が悪いとストレスも増加します。マスクを着用しなくても姿勢が悪いと血の巡りも悪くなり、身体に負担をかけます。まず、デスクに座って作業する際は顎を突き出さないようにし、猫背になっているなと感じたら姿勢を正してみましょう。

就寝時

就寝前はアルコール、コーヒーやタバコの摂取を控えましょう。そして寝る直前までやりがちなスマホやパソコンの画面をみないようにしましょう。枕を高くしすぎないことや、片方の顎に偏った力がかかってしまわないように横向きで寝ることを避けましょう。

意識するとそれがストレスと感じてしまいそうではありますが、日常生活でこれらを意識することで噛み締めの改善に繋がります。

マッサージをしてみましょう!

今すぐ試せる噛み締めで使いすぎた筋肉をほぐすマッサージを紹介したいと思います。

こめかみを手でマッサージ

①こめかみを手でマッサージ

こめかみの位置をグルグルと円を描くようにマッサージします。

頰を手でマッサージ

②頰を手でマッサージ

咬筋をほぐすために1回ほっぺたに手を当て噛み締めます。その時にふくらむ頰骨の下あたりに手のひらを当てかるく押し込みながら10秒ほど小さく円を描くようにマッサージしてください。少し痛いくらいの強さでマッサージするのがポイントです。

顎の痛みや噛み合わせが気になる場合は
いつでもご相談ください!

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